マクロデータから考えられる魅力
インドネシアの人口は世界第4位です。
現在の人口は約2億6千万人ですが、国連の予測によると、2030年代はじめに3億人を突破し、2070年頃に3億5千万人台でピークを迎えると言われています。
また、平均年齢は28歳と若く、人口増が労働力増に結び付く「人口ボーナス期」が今後20年以上は続くと見込まれています。
経済成長率は、世界金融・経済危機の影響を受けた2009年を除き、5%~6%台という比較的高い成長率を達成しており、2010年、既に一人当たり名目GDPが3,000ドルを突破しました。
2050年の購買力平価ベースでのGDPで、インドネシアは中国・インド・アメリカに次ぐ世界第4位の規模まで経済が成長していくとのPwCの予測もあります。
生産年齢人口の割合も大きく伸びており、今後も中間層が増え続け、内需拡大に伴い住宅に対する需要も拡大し続けることが考えられます。
街の発展から考えられる魅力
インドネシアには巨大なショッピングモールがジャカルタ中心部にも郊外にもたくさんあり、その中では首都圏人口3000万人という東京都市圏に次ぐ世界第2位の人口が溢れ、活発な内需が感じられます。
ビジネスにおいても、ジャカルタ中心部はタムリン、スディルマン、クニンガンなどは高層ビルの街並みが広がり、東南アジアの大都市と言えます。
2019年3月にはインドネシア初の地下鉄が開通しました。
今後更なる地下鉄や電車網の拡充が計画されており、駅近物件の開発も増加しており、日系不動産デベロッパーも積極的に投資をしています。
ただ、これまで駅近物件というものはほとんどありませんでしたので、その資産価値が高いということにピンとこないインドネシア人も多く、こうしたところにも投資チャンスが溢れていると言えるでしょう。
インドネシアは総じて親日度合が高く、街中を走る多くの二輪四輪車が日系メーカーで点や、他の日本ブランドの浸透等、日本人に対する好感度も
高いです。
ポテンシャルから考えられる魅力
一方で、ジャカルタといえば、交通渋滞がひどく、そのレベルは世界最悪といわれ、道路も歩けるような構造にはなっておらず、車での移動が強いられ、渋滞に巻き込まれれば移動時間に膨大なロスが発生してしまうなど、まだまだ発展途上な部分も多い国です。
これまで急激に経済成長を続けてきたとはいえ、このようなまだまだ不便な点は多く、改善できるところが多い国であるということは、それだけ将来的なポテンシャルが高いということがいえます。
インドネシアでは2022年に中間層・富裕層の数が日本の人口を超えるとの予想もあります。今後、数年、数十年後の国の成長を考えると、不動産市場も大きく成長する期待を持てるのがインドネシアです。