インドネシア赴任前に電化製品の持込やコンセントのタイプなど、特に家族帯同の方は気になるのではないでしょうか?
住居をご紹介する際によく質問頂く「電圧」「コンセントプラグ」について、解説します。
電圧の違い
インドネシアの電圧は220V(ボルト)で、周波数は50Hzです。一方、日本の電圧は100V、周波数は50〜60Hzなので、日本の電化製品を利用する場合は変圧器が必要になります。
ただし、最近のパソコン、スマートフォン、シェーバーなどの電化製品は、ほとんどがグローバル対応(世界中の電圧に対応)しています。
ヘアドライヤー、炊飯器、電子レンジ、オーブンなどは要注意です。
プラグの形状の違い
インドネシアでは、主に「Cタイプ」のプラグが使用されています。
これは丸ピンが2本ついたプラグで、日本のAタイプとは異なる形状です。そのため、日本の電化製品をインドネシアで使用する場合、プラグをこの形状に変換するためのアダプターが必要になります。
変換アダプターはインドネシアで簡単に手に入ります。
ショッピングモール内にある大型スーパーマケットやACEでも販売しています。
インドネシアのコンセントCタイプ
Cタイプ変換アダプター
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インドネシアで役立つアイテム
変圧器には大きく分けて、「トランス式」「電子式」変圧器がございます。
220V→100Vの電圧対応可否に加えて、消費電力も考えて変圧器を選択しなければなりません。
トランス式変圧器(インドネシアで入手可能)
シンプルな構造なので、規定容量内の消費電力であればほとんどの製品が使用できます。
ただし、出力容量が大きくなるほど変圧器本体も大きく重くなるので、使用したい製品に最適な変圧器を選ぶことをオススメします。
トランス式変圧器には電圧損失があるため、使用電力より余裕のあるワット数の変圧器を用意する必要があります。
1時間以上継続してご使用の場合には消費電力値の1.25倍以上の容量を持つ変圧器が必要となります。1回のご使用時間が1時間以下であれば同じ消費電力容量をもつ変圧器で対応可能です。
例) 炊飯器 1,300W × 1.25倍 = 1,625W
1,625W以上の変圧器が必要になります。
注) モーターを使用している電化製品は使用時に表記されている消費電力を一時的に超える場合がありますので1.5倍以上の容量を持つ変圧器が必要になります。
電子式変圧器(日本からの購入をおすすめ)
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電子式はトランス式に比べコンパクトで軽量なのが特徴です。
ドライヤーなどの消費電力が高い熱器具は「電子式」の変圧器を使用します。
ただし、熱器具でも温度調整などの機能が付いた製品やパソコンなどの精密機器には使用することができません。
電子変圧器で使用不可家電はこちらに詳しく記載されています。
※ナノケアドライヤーやナノイオン付き、デジタルモーター付き、マイクロプロセッサー付きの製品は変圧器を使用しても製品の故障原因となります。
まとめ
日本から持ち込んだ家電を利用する際に、変圧器選びを誤ると故障や火災の原因となります。
また変圧器を使用した場合でも赴任後1-2年で故障してしまったとお話しを伺うこともございます。
インドネシアでも日系家電は容易に入手可能です。
ヘアードライヤーや炊飯器は現地で購入を検討するのもよいかもしれません。
↪︎ベスト電気インドネシア
または海外向けの電化製品を日本で販売している店舗もありますので、赴任前に購入をお勧めします。
赴任前に知りたい情報:
↪︎ 日本語が通じるジャカルタの病院について
↪︎ ジャカルタの水の問題(浄水器)