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インドネシアでタイムシェア権利を販売する方法

投資 インドネシアの不動産事情 

タイムシェアとは

別荘やリゾートなど、1年を52週に分けて1週間単位で発行する不動産権利のこと。
(別名「バケーション・オーナーシップ」「ホリデー・オーナーシップ」) 

不動産登記がなされる「土地建物の所有権付き」と不動産登記がなされない「利用権のみ」の二つに大別されるが、いずれの場合も購入者が享受するサービスは同じ。

 

タイムシェアと区分所有の違い

 

使用期間

区分所有はいつでも利用可能なのに比べ、タイムシェアは特定の期間のみ利用可能

 

所有権の範囲

区分所有は専有部分を完全所有できるのに比べ、タイムシェアは使用期間に基づいた所有権または使用権に限定。

 

タイムシェア運用の利点

開発者側の利点

・投資収益率 (ROI) の向上

・キャッシュ フローの安定性

・在庫圧力の低減

・資金調達の平易化

 

消費者側の利点

・手頃な価格:

・利用の柔軟性

・権利の相続可能性

 

インドネシアでタイムシェアを行っている企業

 

1.  Karma Group

例: カルマ カンダラ (Ungasan, Bali )

 

2. Accor Vacation Club

例: グランド メルキュール バリ スミニャック(Seminyak, Bali)

      プルマンジャカルタセントラルパーク(Central Park, West Jakarta)

 

3. RCI (Resort Condominiums International)

例: ロイヤル バリ ビーチ クラブ ジンバランベイ(Jimbaran, Bali)

 

4. Marriott Vacation Club

例: マリオット ヌサドゥア ガーデンズ(Nusa Dua, Bali)

 

タイムシェアの開発の流れ

 

A. 土地の取得と法的手続き

タイムシェア開発に適した土地の購入。
不動産法や消費者保護法等に則り、権利の登記を行う。

詳しくは、日本人がインドネシアで不動産を買える条件「法人編」

 

B. タイムシェア契約に基づく権利

使用権に基づき分割した期限付きの権利書を発行。
(現地法人か、外国法人かにより権利関係は異なる為あくまでも一例)

通常は1週間単位で分割され、年間52週に基づいて所有権が設定されることが一般的。

 

C. 利用計画

特定の週を利用できるよう、予約システムの設計や他の所有者との権利交換やポイントシステムなどのオプション設定を行う。

 

D. 販売

契約後、権利譲渡。

 

リスク

インドネシアの場合、権利が使用権(Hak Pakai)の場合は期限が決まっているため延長できるか事前に確認した方が良い。

また、インドネシアは国としての歴史も100年未満と浅く、政府の規制が頻繁に変わる傾向にある為様々な観点で留意が必要。

 

インドネシアのタイムシェア権利書例(一部)

 

一部和訳抜粋

・宿泊とは、アパートのユニットおよびその設備(屋内外)の使用。

・繁忙期はインドネシアのカレンダーに基づき利用を制限することがある。

・当権利書は、甲に与えられたタイムシェアとしての宿泊の権利を証明する。

・支払い日から 45 日を猶予期間として定める。

・会費とは、以下の目的で使用される料金である。

・運営の提供と特典の提供。

・メンバーへの情報提供、文書作成、資産および施設のメンテナンス。

・環境、管理、その他それに関わる一切の費用。

・運営上の福利厚生プログラム。

 

詳細は「不動産証券化協会認定マスター」を保有する宅地建物取引士がご案内します。

↪︎ インドネシアのREITについて



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